実は先進的？ 風俗の定額サービス＜サブスク＞ - nognogの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

世の中「サブスク（サブスクリプション：定額制）」という言葉が流行っています。音楽聴き放題・映画見放題からラーメン食べ放題まで様々な分野で定額制の試みが行われています。

それでは風俗業界は？と思いますよね。実は「サブスク」という言葉が出てくるより遙か前から存在しているのです。今回は風俗業界のサブスクについて触れてみたいと思います。


[「発射無制限」や「オプション使い放題」も一種のサブスクです]
プレイ時間内であれば何回発射しても構わない「発射無制限」もサブスクの一種ですよね。もちろん「40分で５回」出せるのならＯＫですが、男性機能の回復に時間が必要なことから自ずと上限がありますよね。ちなみに「発射無制限」と明記がなくても今は多くの店で無制限になっています。

一方「オプション使い放題」もサブスクの一種と考えられます。オプション使い放題については過去に「今さら聞けないそこんトコロ⑧-1【オプション】」というコラムを書いていますのでそちらをご覧下さい。


今回はこの２つ以外のサブスクを考えてみたいと思います。

[過去に存在した風俗のサブスク]
高田馬場のヘルスだったと思いますが、「定期券」と銘打って以下のようなサービスをやっていたと記憶しています。

・事前に「定期券」を買うことで１日１回利用可
・月の下旬に来月分を発売し、１日～月末まで利用可。定期券の代金は一括払い
・コースは40分（30分だったかも知れない）、フリーのみ（指名不可）
・お値段は15～20万円だった（はっきりした金額を失念）

＃当時の資料がないので間違っている部分があるかも知れませんがご容赦ください。また他の地区でも同じような定期券をやっていたお店があったと聞いています。

現在ラーメン屋がやっているサブスクに似ていますよね。


[なぜ定期券を思いついたの？]
ご存知の通り高田馬場は新宿と池袋に挟まれており、それらにお客が流れやすい特徴があります。当時新宿も池袋もエリア内での激しい競争があって活性化しており、まともに勝負しても勝ち目のない高田馬場はお客を引き留めるため安さで勝負するしかありませんでした。今でいう激安ビジネスに近い形でしょうか。また高田馬場は学生街ですので、お金のない学生にも「安さ」はアピールポイントになっていたと考えられます。

そういった価格競争の進化形として「定期券」が出てきたのは今のサブスクと全く同じですよね。

＃安いということは女の子の手取りも少なくなるため花形の新宿や池袋とは顔ぶれが大きく違っていました。何か垢抜けない子、一癖ある子など「いかにも高田馬場」という感じだった記憶があります。


[なぜ定期券は失敗したの？]
ところがこの「定期券」、結果から言えば失敗で早々に消えてしまいました。以下のような様々な誤算が重なったためと言われています。

(1)ホントに１ヶ月間通い詰めるお客がいた
「１日１回」なので最大31回利用可能です。お店側も「さすがに毎日は来ないだろう」と思って企画したのですが、実際のところ毎日通い詰めたお客がいたそうです。40分で8,000円として31回なら248,000円。定期券は10万円台後半で売っていたので5万円以上の赤字でした。

(2)同じ子しか出てこなかった
お客はいつも同じ時間帯に来店する傾向があります。女の子もいつも同じ時間帯に出勤する傾向があります。またフリーにあてがわれる子はその時点で指名の入っていない子ですから、これまた同じ子がフリーに入る傾向があります。

ということで笑えない話ですが「３日間連続同じ子が付く」といったことがあったようです。さすがに３日連続となるとお互い気まずいですし、趣味が合う・出身が近いなど話題が続く条件がないかぎり３日目には話が続かなくなりますよね。飽きちゃうお客もいたでしょうし、女の子もやりにくかったと思います。

(3)お客がぞんざいになった
さすがに毎日同じ子だと飽きてくるのか「抜きはいいから」とシャワーとシャンプーのためだけに来店するお客も出てきたそうです。アシスト付きの銭湯ですね。

こんな状態ではお客にとってもお店にとっても「定期券」にメリットを感じることができませんよね。話題ににはなりましたが長続きせず消えてしまったのはむべなるかな。むしろポイントカードとして後日還元という手段を取るお店が主流です。


[こっそり根付いている回数券]
「定期券」は失敗でしたが、「回数券」は今も続けているお店があります。

駅前ソープはその一例で、入浴料の回数券を販売しているお店が今もあるようです。女の子に入るサービス料は割引できないため割引額は大きくないのですが、固定客で持っている駅前ソープでは利用される方が多いみたいです。

今や駅前ソープは定年後のおじいちゃんたちの憩いの場となっており、スマホ画面を見せなくても割引になる回数券はおじいちゃんたちに人気だそうです。


[サブスクはここに注意!!]
「定期券」は失敗となってしまいましたが、今後様々な形でサブスクを考えるお店が出てくることは間違いないと思います。

その際は以下の点にご注意ください。

(1)トンズラに注意
後払い制度のない業界で当然前払いとなりますから、お金を集めたら突然お店を閉めてトンズラ、ということもあり得ます。こうなれば泣き寝入りとなる可能性が高いです。

そのお店が信用できるお店か、有効期間内に閉店する可能性がないかは十分にチェックしてからお金を払いましょう。優良店であっても移転や閉店の多い飲食系の場合は特に注意が必要かと思います。

(2)内容に注意
先の「定期券」の例でも分かりますが、「ショートコースのみ」「指名不可」など様々な制約が付けられることが多いです。ルールをよく読んでから利用してください。


「発射無制限」「オプション使い放題」は今後も続くでしょうが、それ以外のサブスクは私も思いつきません。女の子へのバックを定額制にできないなどの制約がありますし、考えつきそうなサービスは誰かが既に試しているからでしょうね。新しいサービスを考えてくるお店が出てくるのか私も注目してみたいと思います。