タイトル | 黄金の日々 |
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投稿者 | オレの地雷を越えてゆけ! |
投稿日 | 2019年08月13日 |
『黄金の日々』 自分が風俗(=大陸系)にハマる切っ掛けは “ 彼女 ” が居たからに他ならない。 当時26才。未婚。 中国の大連(だいれん)から列車で8時間ほど移動した農村部に住んでいた。 送られてきた写メは見渡す限りの雪景色。 地平線の彼方まで何も無い。 過疎地に見えた。 妹と弟想いの長女だった。 ──────────────────────────────── 妹はハタチそこそこで結婚。 子供を産む。 弟は語学留学で、今春から日本に来る。 家族には金が必要だった。 ──────────────────────────────── けれど、現金を調達する手段は乏しい。 農村部なら尚更である。 彼女の両親は妹の生活援助と弟の留学のため、 方々に掛け合い現金を作った。 (つまりは借金をした) そしてその年。 不作と新たなる農耕具を購入するため、その額が膨れ上がった。 ──────────────────────────────── “ 彼女 ” の写真は目立たない存在に思えた。 アピールが弱い!と感じていた。 ──────────────────────────────── その店は、あらたか食い尽くした。 残るは『No.2』と『アピールの弱い女』だけである。 風の噂によると『No.2』は、相当イケてる女らしい。 そのルックスは人目を引き、ボディーは極上。 プレイは激アツ。 けれど直接『No.2』に手を出すのは “ ツマラナイ ” と思ってしまった。 在籍の全てを味わった上で “ イケてる ” 女と会いたい。 そして「君こそがNo.1だ!」と言ってやりたい。 そんな妄想に捕らわれた。 単なる “ 肩慣らし ” の予定で『アピールの弱い』女を指名した。 ──────────────────────────────── 初めての出会いは、よく覚えていない。 “ 凄くイイ娘 ” だった、という感想は覚えている。 しかし、在籍をコンプリートして『No.2』に会う。 彼女は通過点なのだ。 ──────────────────────────────── でも “ 彼女 ” に早々とリピートしてしまった。 『また指名してくれると思っていた』 そんな言葉を彼女は発した。 ──────────────────────────────── 更なるリピートは “ 我慢の限界 ” だった。 “ 彼女 ” に会いたい!その一心だけ。 互いにベッドへ腰掛け、ただ見詰め合っていた。 ──────────────────────────────── コトが終わると “ 彼女 ” は全裸のまま腹這いで、 頬杖を付き両足をパタパタさせていた。 額(ひたい)には汗。 コチラを見て微笑んでいる。 そして、 おもむろに近寄ってくるとキスしてくれた。 ──────────────────────────────── 独学で得た “ 彼女 ” の日本語スキルは高い。 感情表現は勿論、冗談も通じる。 ─── 通訳を目指すかも知れない。 そんな事を言っていた気もする。 今は妹と弟と家族のために働いているが、それ以降は日本で仕事を見付け定住したい。 日本が好きだ。 その為に勉強している。 結婚もしたい。 私の言ってること分かる? ──────────────────────────────── しかし、就労ビザの申請が通らない。 何かしらの条件を満たさないか、ハードルその物が高いらしい。 仕方なく短期滞在ビザを取得して来日と帰国を繰り返す彼女に “ 当局 ” から待った!が掛かった。 つまり ─── 出国出来なくなった。 ──────────────────────────────── 悲鳴に近いメールが何度も来た。 その都度返信した。 中国にある日本系の会社の入社を目指す。 そんな事も言っていた。 だが、時間は止まらない。 どんどん時は流れる。 ──────────────────────────────── 2年を過ぎる頃には、日本語の文章が怪しくなってきた。 3年を過ぎてからは、音沙汰が無くなった。 ──────────────────────────────── ─────────────────── ────────── やがて ─── 初めての出会いから10年以上の月日が過ぎた頃 ─── 突然のショートメール。 『久しぶりね』 『元気ですか?』 『微信やってる?』 ※ 微信=WeChat 。日本のLINEみたいなもの。 「やってる」 ※ 現オキニのため❤とは流石に言えない (°∇°;)(°∇°;)(°∇°;) ──────────────────────────────── 久しぶりの “ 彼女 ” は “ とにかく日本へ! ” と言っていた “ あの頃 ” とは違っていた。 変に力んでいない。 素の、普通の、中国人女性になった。 そんな雰囲気を文章から感じる。 それは ── “ 全文中国語 ” を見ても明らかだった。 ※ 微信は翻訳機能付き❤だから問題なし ──────────────────────────────── 春には、 『こっち(中国)は寒いよ!』という文章と、彼女の住まいであろう高層マンションから撮影された、 『横殴りに降る雪景色』の動画が送られてきた。 (^ω^)v「こっち(日本)は桜が咲いてるよーん❤」 彼女『❗❗❗ 桜 ❗❗❗』 めちゃくちゃ反応する彼女 (°∇°;)💦 ─── そうだ !!! 日本に居た時も “ 桜 ” が大好きだったけ 🌸 🌸 🌸 これが染井吉野。そう🎵これは?これは八重かな?そう🎵あれは?あれは、んー、なんだろ? 桜の写メを送ると大喜びしてくれた (^ω^) ──────────────────────────────── 初夏には、 『私の知人の日本観光を手伝ってくれない?』 と来た。 (゜ω゜) 「…… 別にいいけど ……」 『日本語が理解出来ないからアチコチ行けない』 『楽しめない!』と言ってるらしい。 (゜ω゜)「なるほど。で?いつ?」 『今から大丈夫?』 (;・∀・)💦「それは無理❗ガッツリ仕事中❗」 『そうよね💦』 『でも彼女、若くて綺麗だから』 『変な人には頼めないな!って思ったの』 『ゴメンね💧』 (;・∀・)💦「あ?!明日は?!」 (;・∀・)💦「明日は多分……いや!絶対大丈夫❗」 (⬆なぜ食い付く?) 『今日しか時間がないみたい❤』 『ありがとう。心配してくれて❤』 (´;ω;`)「…… どう致しまして ……」 もっと早く言ってよ (´;ω;`) (⬆ 下心見え見え?) ──────────────────────────────── 直ぐに削除されたが、 彼女のモーメンツ(微信の写真アルバム)には、小学校低学年くらいの男の子と幼稚園児くらいの女の子が、後ろ姿の母親と一緒に写っていた。 ─── 微笑ましい光景だった。 そして、僕は安堵感を覚えた。 ──────────────────────────────── ある時『これ覚えてる?』と、1枚の写メが送られてきた。 正直忘れかけていた。 『あなたが撮ってくれたのよ』 ─── そうだったね。 2人で行ったディズニーだ。 西日を浴びて眩しそうな彼女。 でも表情は喜びに溢れ、身体は今にも動き出しそうな躍動感に満ちている。 その写真を見た誰もへ、幸福感を与えてくれる。 そんな写真。 ─── こんな昔の写メを残していてくれた。 素直に嬉しかった。 女はリアリスト、男はロマンチスト。 よく使うフレーズだが、一概には当てハマらない、らしい。 だって ─── あの時あの場面が 2人にとってのゴールデン☆デイズなのだから。 | |
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