売春防止法の「功」罪 - 名無しさん（ID:82189）の風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

日々、風活に励んでおられる皆様方なら、性風俗に関連する代表的な法律として、「風営法」（風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律）と、「売春防止法」があることは、ご存知のことと思います。

当コラムは、売春防止法について取り上げます。ただし、私は法律の専門家ではなく、ただ単に法律に興味があるだけの素人です。法律に関する記述については、出来るだけ正確を期しますが、思わぬ間違いがあるかもしれません。予めご了承ください。

さて、ご存知のとおり、日本の性風俗においては基本的に、いわゆる本番行為は許されておらず、その背景には売春防止法があります。具体的に、同法の条文を確認してみましょう。

まず、売春防止法の目的は、次のとおりです。
「この法律は、売春が人としての尊厳を害し、性道徳に反し、社会の善良の風俗をみだすものであることにかんがみ、売春を助長する行為等を処罰するとともに、性行又は環境に照して売春を行うおそれのある女子に対する補導処分及び保護更生の措置を講ずることによつて、売春の防止を図ることを目的とする。」（同法第一条）

売春は、道徳的にも社会的にも悪であると決めつけているように読めます。

次に、「売春」について、次のように定義しています。
「この法律で『売春』とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。」（第二条）

ここでは、「性交」とあることに要注目です。

そして、「何人も、売春をし、又はその相手方となつてはならない。」（第三条）と謳っております。

もっとも、売買春をしたからといって、すべて罰せられるわけではありません。
罰せられるのは、主として二つの場合です。

一つは、売春をする目的で、公然と勧誘などを行う行為です。いわゆる街娼などの場合です。（六月以下の懲役又は一万円以下の罰金）（第五条）

もう一つは、管理売春といわれるもので、売春の周旋です。（二年以下の懲役又は五万円以下の罰金）（第六条）

条文の参照は以上に止めますが、同法が売春を「悪」と決めつけ、違法としていることは明らかです。

しかし、ウィキペディアの「売春」の項目などを見るとすぐに分りますが、世界を見渡すと、売春を違法としていない国はいくらでもあります。
私個人は、現代においては、売春を違法行為とすべきではない、という考えです。
しかし、売春防止法の是非については、ひとまず措いておきます。

本コラムの主旨は、売春防止法の功罪のうち、「功」について考えようとするものです。
ただし、以下はすべて私の推測に過ぎず、何の根拠もありません。

私の推論は、売春防止法により、性風俗において「性交」が禁じられているが故に、その代替行為（性交類似行為）が発達し、さらに多様な業態が分化したのではないか。それと、日本人独特の「工夫・改善」精神が相俟って、現在の豊かとも言える性風俗文化が花開いたのではないか、というものです。

性交類似行為の代表的なものは、素股です。限りなく膣に近い場所で男性器と女性器を擦り合わせる訳ですが、挿入しない限り、「性交」ではありません。よって、違法ではない。仮に売春が合法であったら、素股は存在しえたのでしょうか。少なくとも、フィニッシュとしては、選択されないのではないでしょうか。

フェラチオは、外国のアダルトビデオなどを見ても頻繁に登場しますので、日本独自の性技ではないでしょう。しかし、ピンサロのように、フィニッシュが口内発射である性風俗が、売春合法国で成立し得るものでしょうか。やはり、最後は入れたくなるのではないかと思います。

オナクラや手コキ専門店なども同様です。

こうした事情に、風俗事業者達の、たゆまぬ工夫・改善努力が加わって、デリヘル、ホテヘル、イメクラ、ピンサロ、セクキャバ、オナクラ、手コキ・・・、あるいは、人妻・熟女系、女校生系、ＯＬ系、ＳＭ系・・・と、多彩な業態が生まれ、今なお進化し続けているのだと思います。

もう一つ、売春防止法の「功」があります。
一説に、風俗嬢は全国に約30万人いるそうです。
私たちが、日ごろ接する風俗嬢は、ごく普通の人たちです。
しかし、「性風俗＝売春」であったらどうでしょうか。

「売春婦」という言葉は、「風俗嬢」に比べて、格段に抵抗感が大きいのではないでしょうか。もちろん、風俗嬢も、おおっぴらに「私、風俗嬢してます！」などとは言えないでしょう。しかし、「性風俗≠売春」つまり性風俗が売春とは異なることにより、女性が性風俗に参入するハードルが相当低くなっていることは確かだろうと思います。そうすると、参入してくる女性のレベルも上がり、巡り巡って、私たちユーザーもその恩恵にあずかっているのです。

私は、外国の性風俗についてはほとんど知識がありません。しかし、様々な業態から自分の好みに合った性風俗を選び、決して安いとはいえないまでも、一般庶民が十分負担可能な金額で、素晴らしい風俗嬢たちと、エッチなあれやこれやができる現在の日本ほど、良い所はあるでしょうか。

その環境を作った要因の一つが売春防止法である、というのが私の推測です。