「顔の吉原 仕事の川崎」 - nognogの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

今は死語になってしまった感がありますが「顔の吉原 仕事の川崎」という言葉がありました。

「仕事（ソープの接客技術）は今ひとつだけどルックスを重視するなら吉原、逆にルックスには少々目をつぶるけど仕事を求めるなら川崎」という意味です。どちらかと言えば川崎側の仕事に対する矜持があったのでしょう。いずれにせよお互いは棲み分けがあったのです。

ところが今は高級店があってお姉さん店があり、さらに数多くのカジュアルソープがあるためお互い変わらないように見えますよね？この20年ほどの動きでこうなったのですが、なぜ似通うようになったのか探ってみたいと思います。


[吉原はどうなったのか？]
バブル期には高級店が乱立、お値段に内容が伴わない「なんちゃって高級店」も少なくありませんでした。それらはバブルが終わると真っ先に淘汰されてゆきます。

そんな中で台頭したのが
・女の子の年齢はお姉さんだけどプレイはしっかりしたお店
・プレイやサービスは簡略化しているけど女の子が若いお店
です。どっちもお値段が高くないので受けることになります。

前者は最初「小じわの修正すごいわ」などと冷ややかな目でみられていましたが今もほぼコンセプトを変えないまま生き残っており、中にはＡＶ出身の子もいるなどすっかり定着しました。路線として間違っていなかったのでしょう。

後者は試行錯誤を繰り返すことになります。人気が出て一気に店を増やす→吉原の同業者から疎まれる→営業できなくなりグループ縮小、を繰り返してきました。吉原は「ムラ社会」でして「出る杭は打たれる」になります。古くからいる業者とのつきあいをしっかりやらないとダメで、それらの客を露骨に奪うとなぜか浅草４丁目にある某所（SC）から訪問者が来ることになります。

いくつかのグループがこの形での栄枯盛衰を繰り返し、ようやく今のカジュアルソープに落ち着きます。さすがのムラ社会も時代に抗しきれなかったのでしょうかね。


[川崎はどうなったのか？]
川崎の高級店はバブル崩壊後も結構しぶとく生き残ります。今はマット講習で知られるSさんも川崎の高級店勤務でした。一方で厳しくなったのが意外にも格安店でした。

元々ソープのサービスでは全国の先頭を走っていたのが川崎ですが、その一方で京浜工業地帯で働く労働者のために安い料金で遊べるお店もたくさんありました。ところが相次ぐ省人化・工場の海外移転などで労働者は減少、補充も給料の安い派遣労働者になって格安と言えども高いソープでは遊べなくなります。元々女の子の年齢も高かったため人気を失いピンサロに流れていったのはむべなるかな。

このため特に南町は壊滅的ダメージを受け、「南町は壊滅するのでは」と言われていた時代もありました。そのような中で救世主となったのが「仕事」を求めないカジュアルソープだったという次第。


結局吉原も川崎も高級店以下ヒエラルキーがあってカジュアルソープがある、という似通った状態になり「顔の吉原 仕事の川崎」は死語になってしまったという次第です。


[「顔の福原 仕事の雄琴」？]
近い立地で棲み分けが図られていた例としては関西の福原と雄琴があります。ルックスは福原が上だが仕事のできる子が少ない、逆に雄琴は仕事のできる子が多いもののお姉さんが多かったのは事実です。

ところがこちらもカジュアルソープの流行で大きく変わります。雄琴にカジュアルソープができるとルックスは改善、一方でこれまでお仕事を誇ってきたお店も健在で様々なニーズに応えられるようになりました。

逆に福原はカジュアルソープ化が進む一方で仕事のできる子は働き場を失い、和歌山や高松などに活路を見いだしています。

「福原にもマットができる子がいる」と反論される方もいるでしょうが、残念ながら全体のレベルは全国平均を下回っていることは確かです（○○さんはできる、といった個人レベルの話はここでは行いません）。「日本三大ソープ（あるいは日本三名店）」の一つが福原ではなく雄琴にありますし、その雄琴の特浴組合が組合のサイトで福原について「テクニック的にあまり評判がいいとは言えない」と評しており、決してうがった見方ではないと思います。

＃「マットは福原しか経験していない」という方はぜひマットの盛んな地方で他流試合はいかがでしょうか？熊本や高松など手練れの姫が多い地方がオススメです。


[吉原も川崎も最適解？]
なぜ吉原も川崎も似通った形に落ち着いたのか、ですが「これが現状の最適解だから」じゃないかと思います。

一方で「外国人客の受け入れをどうするか」「少子化で女の子の確保が困難」「建物の老朽化」など将来解決しなければならない様々な問題がありますので、将来にわたってお互い似たような形のまま推移するのかは分かりません。少子化でカジュアルソープが頭打ちになることは確実で、遠くない将来に現状の最適解が崩れることは予想しています。


そんな状態ですので同じエリア・同じ店・同じ女の子に入り続けている方に「年１回・２回でもいいので武者修行を」とアドバイスしたいです。武者修行をすることで何か見えてくると思いますし、得られた経験を皆さんに伝えていって欲しいと思います。