タイトル | 最後の客 |
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投稿者 | ろくのすけ |
投稿日 | 2020年04月01日 |
『最後の客』 みなさんこんばんは、ろくのすけです。 いつもコラムをお読みくださる方、コメントをくださる方ありがとうございます。 これは3月中旬の体験談になります。 3月は別れの季節、多くの風俗嬢がこの世界から去って行くことでしょう。 そして新たに風俗の門を叩く女の子が増える時期でもあります。 世間ではコロナウイルスが経済界にも暗い影を落とし始め、新入社員の内定取り消しが発生しているらしいです。 風俗に流れて来る人もいるのでしょうか。 毎度重い話で申し訳ありません。 とても体験談として投稿できる内容ではないのでコラムとして投稿します。 [業種] オナクラ [店名] 書けません [お相手の女性] 18歳のロリカワ美少女 [プレイ内容] ❤「はじめまして~〇〇でーす」」 明るく元気なあいさつと共に女の子登場です。(・・・あ、この子は・・・) なかなかカワイイです。 ♠「こんばんは~今日はよろしくね」 挨拶が済むとお店に電話、オプション決めてプレイスタート! ❤「あのね、私ね、今月でやめるの・・・」 ♠「!?」 ・・・は? 唐突にナニを言い出すんだこの子は。 ♠「4月から何か新しいことはじめるの?」 ❤「うん、それもあるけど、もうつらくて・・・」 むむっ、この前ようやく西川口で明るい流れに切り替わったのに・・・再びこの流れかっ! 私は腹をくくりました、すぐに察しがついたからです。 思い当たる節があります。 このお店を利用する前に某ネット掲示板を見たのですが、ある女の子が酷い書かれようをしていました。 「金さえ出せば誰でも〇〇できる」だの「あなただけよ、とウソをついてみんなとやっている」だの… それはそれは読むに耐えない内容です。 こんなもの本人が見たら一発でメンタル壊れるでしょう。 その当人である女の子が、今私の目の前にいるのです。 話を聞いてみると、やっぱりそれが原因でした。 ❤「ごめんね、ヘンな話して・・・」 ♠「あ、うん、でも、よく今までガマンしたね、つらかったよね、よくがんばったよ、えらいね」 彼女は気を取り直したように笑顔に戻り、プレイ再開。 ❤「気持ちいい~?」 上目遣いで見上げて、エロかわいい一面を見せてくれます。 プレイが済むとまた元の話に・・・よほどたまっているとみえます。 そりゃそうでしょう、こんなこと話せる人は身の回りにいませんよね。 こういう時はその子の気持ちに寄り添うしかないです。 関西の某イイ男も言ってました「女性の話は徹底して真剣に聞け」と。 嫁の話は聞く気がしないけど風俗嬢の話なら聞けます。 そもそも事の発端は・・・ ある客が3度目の本指名で来た時です。 生〇〇を要求してきたそうです。 彼女はもちろん断りました。 するとその客「3回も指名してやったのに💢」と怒り出し、「〇〇〇(某ネット掲示板)に書いてやる!」 その客はお店の方でブロックしてもらえばもう会わずに済むのですが、掲示板の書き込みを真に受けた〇〇目当ての客が次から次にやって来ることに・・・ 要求はしつこいし、断れば客は不機嫌になるし、もうメンタルが限界に来てしまったようです 彼女は掲示板に酷いことを書き散らしているのは、その客にほぼ違いないと言っていますが、証拠はありません。 お店の方でも、悪質な書き込みに対しては弁護士を通じて開示請求し、本人を特定し、 名誉毀損での告訴、損害賠償請求に動いてくれると言ってくれたようですが、時既に遅し・・・残念ながら彼女のやめる意思は固まっているようです。 私も話しを聞いて、この仕事を続けるように励ます気にはなりませんでした。 4月から専門学校に通うらしいです。 ひと通り話してスッキリしたのか彼女は突然話題を変えました。 ❤「ケイコウホスイエキってコンビニで売ってるかなぁ?」 ♠「え?ああ、経口補水液ね、所ジョージがCMやってるやつね、オーエスワンとか」 ❤「うん、それ」 ♠「薬局に行った方があると思うよ」 ❤「マツキヨとか?」 ♠「うん、そうそう」 ❤「今日はこれで終わりだからすぐ行ってみる」 家族の誰かが病気なのかなと思ったら妹のために必要だそうで、妹が胃腸炎になってしまったんだそうです。 かわいくて、スタイルよくて、ちょっとエロくて・・・そして妹思いのとても優しい女の子なんです。 そんないい子がまもなく風俗を去って行きます、心無い客にメンタルを蝕まれて。 風俗にはいろいろなジャンル、業種があるじゃないですか。 きっとどこかにあなたのやりたいことに見合うサービスを提供するお店があるはずです。 オナクラ店はソフトサービスのお店ですよ。 どうかお願いですから、あなたの目的に合ったお店を選択してください。 一緒にエレベーターに乗りビルの1階でお別れです。 ❤「今日はゴメンね」 ♠「いや、いいんだよ」 ❤「いっぱい話聞いてもらえてうれしかった」 私は「また来るね」と言いかけてその言葉を飲み込みました、次に来る時にはもういないかもしれません。 ♠「4月から新しい道で頑張ってね」 彼女はニッコリ微笑んで、夜の街へ駆けだして行きました。 その後、彼女の出勤はありません。 名簿に名前だけはあるものの、顔写真と写メ日記が削除されています。 もはや風前の灯火。 どうやら私は彼女にとっての最後の客ということになりそうです。 | |
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