タイトル | 春の空を見上げて、彼女を想う |
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投稿者 | ヘタレオオカミ |
投稿日 | 2023年03月08日 |
『春の空を見上げて、彼女を想う』 ある事情があって、風俗未経験。 プライベートでの性経験も少ないまま ソープに飛び込んで来た彼女。 「出勤のプレッシャーも無い」 「初対面の男性とS○○する不安も無い」 「何人もの男性を受け入れて身体が痛む事もない」 …たくさんの戸惑い、苦労、痛み、涙。 『いいじゃん!○○でさせてよ!』 『エ○○してお金がもらえていいね』 『本名は?どこ住んでんの?LINE教えて』 『シャワー?いらない。時間もったいない』 …たくさんの接客で困ったこと、怖かったこと。 ソープ嬢を卒業して「普通の女の子」に戻った 彼女は今、この春の青空のように、穏やかな 気持ちで、毎日を過ごしているのではないでしょうか。 「会えなくなって寂しい。でも、卒業されて良かった」 正直、今も心は揺れ動きますが、そう思う私がいます。 彼女が『人生で何度もない大きな決断』をして ソープに飛び込んで来たのには、理由がありました。 『両親にこれ以上、負担はかけられない』 『バイト代だけでは足りない。奨学金もすぐには無理』 彼女は自分の人生で、どうしても必要なお金を 作るため、ソープ嬢になったのです。 未経験、新人ながら、真面目に前向きに努力をして 「真心接客」を続けた彼女は、人気嬢になりました。 やがて、彼女自身の予想より早く『目標金額を達成』 そこで辞めても良かったのに、年末年始の繁忙期に 売上が欲しいお店に懇願された彼女は、写メ日記に 『選んで会いに来てくださる、お兄さまに感謝して…』 健気で可愛いメッセージを書いて、閑散期の2月末まで 「当欠なし」で走り抜けたのです。 卒業前、最後に彼女に会った時 「未経験で大変なこともあったでしょ?」と聞くと 彼女は愚痴も言わず、無言で私の胸に顔をうずめました。 小さくしゃくり上げる、彼女の肩は震えていました。 健気で強く見えた彼女も、一人の女の子だったのです。 彼女は最後の写メ日記に、感謝の言葉を書き置いて きれいに、静かに卒業していきました。 春の青空を見上げて「いい子だったな」 しっかり、彼女のきれいな目をしっかり見つめて 「ありがとう」を何回も伝えたらよかった。 彼女を想って、そう思うのです。 | |
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