タイトル | 手をギュッとね |
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投稿者 | エロスケ魔神 |
投稿日 | 2019年09月16日 |
『手をギュッとね』 ギュッと手を繋いで階段を上っていく ふとした瞬間にギュッと手を握る ギュッと手を繋いで階段を下りていく 別れ際、手をギュッと握って 「いってらっしゃい」 「いってきます」 と帰ってくることを約束してその場を後にする。 さて 初めて女性と手を繋いだのはいつの日か…… もしかしたら物心つく前に誰かと繋いだか はたまた姉と小さい頃に繋いだか 幼稚園の時に母親と…… いやいや、そんなんじゃなくて^^; 相手を意識して繋いだのは…… あれは専門学生の頃。 当時好きだったコとの初デート。 お互いに別に好きな人がいるということになっていて、それは叶わないし一緒にデートしようか?って初めてデートをすることになったのです。 せっかくだから手を繋ごう。 そうして差し出された手を握り、2人並んで歩きます。 「△△じゃなくてごめんね」 「□□じゃなくてごめんね」 などとお互いに好きな人ってことになっている相手じゃなくてごめんねと言い合いながらもしっかりと手を握るのでした。 でも、緊張でお互いに手がすぐに汗ばんできました。 そして数分で手を繋ぐのは終わるのでした。 温もりは暫く残っていて、その日デートが終わるまでいや、終わった後もなんだかドキドキしてました。 当時は初心(うぶ)でした。 ファーストキスもまだだったんですから。 (2人が実は両想いだったのはまた別のお話です) それから何年も経ちました。 風活をするようになって、手を繋いだりなんてのは…… そんなにありませんでした。 そもそも風活だし気にもしていませんでした。 そう、風活で手を繋ごうが繋がなかろうが気にもしませんでした。 いつからか 好きな人が手を握るのが好きって聞いたのもあって 気づけば握るようになってました。 ギュッてするようになってました。 別れ際にギュッてするのはなんだか繋がっていられるって気がして嬉しかった。 そっか、私は 手を繋ぐの ギュッってするの 好きなんだ。 だから最後の瞬間まで…… そしてまた何度もギュッてするんだ。 | |
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