風俗店のお仕事～風俗の今昔 - ロッシュの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

女の子たちはなぜ風俗に流れて行くのでしょうかね？

日本では就職氷河期の最中に起こった米国での9.11テロ、更にその追い打ちとなるリーマンショックと株価暴落・・そして何を血迷ったか日本はゆとり教育の真っ只中。

就職困難の厳しい競争から溢れてしまった若者たち、そしてその後の第二波として、努力する事を教えられずに甘やかされて育ってしまった若者たちが、やはり世の中に溢れていく！？・・ちょうどその頃だったでしょうか？デリヘルが繁栄して行ったのは。

更に、日本は超高齢社会。東京オリンピックの頃には、3～4人に一人が65歳以上になっているようですが！？低所得の上に税金は高齢者へ注ぎ込まれるばかり・・若者が夢を無くしてしまうのは仕方がない社会になってしまったのかも知れませんね。

「就職が決まらずフリーター生活」
「マジメに働くよりもこっちの方が楽に稼げるよ！」
「一攫千金を夢見て・・」

将来への希望とマジメに働く意欲を失ってしまった若者たちが、目先の利益になびいて行ってしまったのは必然だったのかもしれません！？

でも、そこは、そんなに甘くないどころか、危険に満ちあふれた世界。何も知らずに軽い気持ちで踏み込んでしまう・・。

「ちょっと小遣い稼ぎ」「ちょっとエッチな事に興味があって」

でも、その世界の厳しさを思い知って、一ヶ月そこそこで去っていく業界未経験の女の子たち。いや、一ヶ月保てばいい方かも！？ 切羽詰まった事情から覚悟を決めてやって来た子とは違い、好奇心で始めた娘は大抵すぐに去って行きますね。

思えば私もそうでした。長いこと悪人とは全く接点の無い世界で平和な人生を過ごして来た私。TVで報道される凶悪犯罪を見ていても、「世の中はそんなヤツもいるのか！？有り得ねー！」とか思っていましたが、所詮、自分には関係の無い他人事としか思っていませんでしたね。

でも、風俗店で働き始めて分かった恐ろしい事実・・「この世の中は悪人だらけか！？」TVで見るだけの無関係、或いは架空のドラマの世界の様に思っていた存在『ホンモノの悪』が今まさに自分の目の前に居る・・。

そんな事は想像も出来ずに風俗の世界に入門して来る人たち。私も半分そうでしたが・・悪いヤツいっぱい来るんだろうなー、とある程度の覚悟はありましたが、実際働いてみると、私の想像を遥かに超えたとんでもない悪が当たり前の様に登場する世界。(*ﾟ▽ﾟ*)

私：「ごめん、たぶんプロ・・・スミ入ってる」
嬢：『えっ！？』（顔が引きつる嬢）
私：「でも、何回か来てるけど、やらかしてないから・・たぶん大丈夫だと思うケド。」
嬢：『ちょっとー・・・。体で返してねっ！』（｀Δ´）
私：「嫌ですっ」(ﾉ∀`)

私が心の中で（不二子）と呼んでいたその嬢。全身レザーでバイク姿が似合うだろうなとイメージされるその嬢。長身でスタイル抜群。（やっぱ、峰不二子だな！）

長年のベテラン嬢でどんな難客でもこなす、私が絶対の信頼を置いていた、そして誰も信用できない店内で唯一ホンネで話せていた嬢でもあり、でも当の本人の身体にも見事な紋様が入っている。(・∀・)

反社会勢力の肩を持つつもりはありませんが、彼らは個人として見た場合はいい人も多いです。見た目は怖いですが、さすがにか弱い女の子に対して乱暴な事をする人は多くはありませんね。イチバン恐ろしいのは、それ以外の、社会に反抗的に生きている人たち・・・

嬢：『ちょっと～、チンピラ担当止めてくれる！？』
私：「ごめん、だって他の女の子だと泣いちゃうでしょ！？」（あんたの男もヤ○ザだし、同類だからいいじゃん！？ (￣▽￣)）
嬢：『体で返してよっ！ 店外で60分2万でいいから！』(*^ー^*)
私：「安っ！・・・くないじゃん！？ ・・ヘルスだよね？」
嬢：『ソープは5万！』
私：「高っ！！」(￣□￣;) （いや、不二子ちゃんだと思えばむしろ安いか！？）

多くの苦労を積み重ねて最高級の輝きに磨き上げられたそのベテラン嬢、確かにそれだけの価値は十分あったのだろうな、と今頃になってようやく気付いた私。(・∀・)

ゆとり世代が活躍し始めている現在ですが・・我慢する事を教えてもらえずに育った不幸な若者たちが、この厳しい風俗の世界で果たしてやっていけるのか？ましてや『楽したい』という考えで流れてくる人が多いであろうと思うと・・到底無理だろうなと私は思いますが。

さて、反社会勢力への取締条例が厳しくなってからなのか（？）、年に二回位は、店に警視庁が回って来るようになりましたね。

刑事：「何かお困りの事は御座いませんか？ みかじめとか、何か、ありませんか？」
私：「最近はマル暴関係はぜんぜん無いですね～。こないだチンピラが暴れましたが、所轄で間に合う程度のつまんないケンカですから。（笑）」
刑事：「何かあったらご相談下さい。」

警視庁の名刺を貰うのは悪くはないですね。ホントにヤバイ時はこの人にTELしよう、とお守り的な安心感がありますから。でも名刺がいっぱい増えて行って・・誰にTELすればいいんだ！？ってのはありましたが。(^-^;)
結局、警視庁に直接TELした事は一度もなく、何か事件が起きたらほぼ常に110番でしたね。せいぜい所轄の顔なじみの刑事に一度TELしたくらいだったでしょうか？

私がいた頃はまだいろいろ激しい事件もあった時代でしたが・・思えば私も全身血まみれになった事がありましたね（笑）・・でも全て返り血で、私はカスリ傷一つ負いませんでしたが。(*ﾟ▽ﾟ*) （一応言い訳しときますが、私は防御に徹しただけで、一切攻撃はしてませんので。暴力反対！(>_<)）

『ペンは剣よりも強し』
世の中を『静』するのは『腕力』ではなく『才智』だな、と思わされた事件でしたね。そしてオトコを『精』するのはオンナ・・・ナンのコッチャ！？ (￣◇￣;)

景気が少し落ち着いてきている（？）と思われる現在では、風俗店も少しは平和になっているのでしょうかね！？
そして、女の子達が少しでも安心して働ける環境となっていることを願うばかりです。(*^-^*)