タイトル | 風俗店のお仕事~記憶との繋がり |
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投稿者 | ロッシュ |
投稿日 | 2015年10月21日 |
『風俗店のお仕事~記憶との繋がり』 人生長く生きていると (て言うほどの年齢でも無い私ですが)、忘れられない思い出がいくつかあるもの。忘れたくない思い出や、忘れてしまいたいけど忘れられない思い出もありますね。 記憶と深く結びついているもの、それは、私の実感としては、『人』 『音楽』 『匂い』 その他にも、『風景』 『記念日』 『映画』 『本』 など過去を思い出すきっかけとなるものがいくつかありますが。 久しぶりに会った昔の友人。話をしていると忘れていた当時の記憶が次々と蘇り始めます。 家に夜一人でいて、ふと昔懐かしい曲をかけてみる・・昔の友人との思い出や当時付き合っていた彼女の顔 (いや、裸体かも・・) などが浮かんできます。 街に出かけると流れている有線。(うげっ!)この曲、あの頃店でよく流れていた曲だ・・思い出したくない、聴きたくない・・。(笑) 今やすっかり歌舞伎町のランドマークとなってしまった 『ゴジラ』。私にとって歌舞伎町の懐かしい風景と言えば、今は無き 『コマ劇場』 ですが、今の若者が過去を振り返った時に、懐かしい、と思い出すのは、きっとゴジラになるのでしょうね。 コマ広 (コマ劇場前広場) も今やシネ広 (シネシティ広場) だし。 話がぶれますが・・昔(20年くらい前)、新宿高○屋(百貨店)の中にジョイ○リス(遊園地)があったなんて、今の若者いったい誰が信じるでしょう!? 実際、20代前半のキャバ嬢にその話をしたら、軽くタタまれてしまいましたね。(酔っぱらいのジジィの言うことなんてテキトーだしっ) みたいな感じか!? ホントなのに・・(涙) ウソが飛び交うキャバの世界、酒の入る場だし、ウソやデタラメも許されるでしょう。むしろそれがキャバの世界の真骨頂ですかね!? ウソでもテキトーでもその場が楽しけりゃいいんです! (≧▽≦)ノ (個人的見解) でも風俗は酒は入らないし、肌を触れ合う繊細で情が強くなり易い世界。『カッコイイー!』 『モテるでしょ!?』 『付き合っちゃう!?』 キャバではその場を盛り上げるただのノリで済みますが、風俗では、下手なウソやオダテは相手を本気にさせてしまうトラブルの元。ストーカーが多いのもキャバよりもやはり風俗でしょうか!? ウソが上手なキャバ嬢に対し、際どい距離を保ちながら相手を上手く手玉に取る風俗嬢。もしかして、接客の話術は、キャバ嬢よりも風俗嬢の方が上なのかも知れません!? それでもやはり、本気になってしまう客の悩み話は尽きない風俗嬢。そこは夢うつつの世界、あくまでバーチャルな関係であることをわきまえた上で遊んで欲しいものです。生身の体験において、つい本気になってしまうのは、やむを得ないのかも知れませんが。(^-^;) 風景の話に戻りますが、私が懐かしい場所に祇園の辰巳神社があります。深夜人気の無くなったその場所で川の流れを見ながら、しんみりと酔い醒ましする・・祇園の夜の蝶たちも同じ思いでしょうか? いや、思い出したくない風景の人もいるかもしれませんが!? 秋の京都と言えば、私にとって絶対外せないのが 『東福寺』 と 『南禅寺からの永観堂』。ここの紅葉は何度行ってもやっぱり素晴らしい。(*^-^*) 嵐山(嵯峨)の紅葉と言えば 『宝厳院』 が一番の名所かもしれませんが、ぜひ一度は足を伸ばして欲しいのが 『宝筐院』。他の名所と比べてこじんまりながら、その庭園の美しさにはきっと感動します。『わあぁっ! スゴーイ!! 綺麗ー!!』 拝観に来た若い女の子の歓声が入口の方から聞こえてくる・・それはキャバで耳にするのとは違う、心からの感動の声。 将来忘れられない場所になりそうなのが、吉原の投げ込み寺です。そこには明治時代に非業の死を遂げた角○ビの花魁が祀られています。吉原へ向かう前に勝手ながら必ずそのお墓に線香をあげさせてもらうのが私の習慣。ここに寄らないと、なんだか礼儀知らずな気がして吉原の門はくぐれなくなっちゃいました。(^-^ゞ なんだか観光話みたいになってしまいましたが(汗)、私にとって、過去の記憶を瞬時に鮮明に思い出させる最も強烈なもの、それは 『匂い』 です。これ程記憶に染み付きやすいものは他にありません。その理由は、「匂い=女性との思い出」 である事が多いからなのかも知れませんが? (^-^; 女性が家に忘れていく迷惑な忘れ物。髪の毛、アクセサリ、化粧品、そして匂い。 髪の毛は掃除してもなかなか無くならない厄介な代物。あー!こんなところにも! 家中いろんなところに落ちてます。(汗) アクセサリや身の回り品は、(返さないと・・) とまた会わないといけない理由になるシロモノ。(ワザと忘れていっただろう!?) て思うこともありましたね。(笑) それは有難いと思うべきことかも知れませんが。 ベットに残った香水の香り・・数日は消えずに残り続けます。毎晩寝る度に香るその匂いに温もりを思い出す・・愛おしくなり、また会いたい。しかも、数日で儚くもその香りは消えてしまいます。温もりを求めてまた会いたい気持ちが募っていく・・男を虜にする最も効果的な方法かもしれません!? (^▽^) ちなみに、嬢たちが店に忘れていく迷惑な忘れ物。やはりアクセサリ、名刺、下着、それと風俗求人誌。 求人誌はともあれ、それ以外は悪人の手には渡したくない厄介なシロモノ。閉店後に私がいつも真っ先に行っていたのは、忘れ物の回収(各部屋のラウンド)です。 普通の職場では仕事中に求人誌見てるなんてあり得ませんね。(笑) でも、そんなお堅い仕事ではないので、まあ目くじら立てる程ではありませんが、印象は悪くなります。 ピアスやブレスレット、マスカラ、口紅など、たかが知れてるだろう、という物がほとんどですが、稀に (これは高そうだな) という指輪やネックレスが置き忘れられている事も。Car○ier とか BVL○ARI とか刻印が入ってるし・・。こんな高価なもの店に持ってくるなよ、て思いますが、嬢にとってはもしかして安物なのか!? 忘れて行くくらいだし。 一見ただのゴミに見える名刺。でも裏面を見ると、嬢のアドレスが入っている。ヤバイヤバイ。ちゃんと信用できる客にだけ渡してくれよ・・心配になります。 ナントモ困るのが使用済みと思われる下着。このサイズからしてたぶん・・クンクン・・やっぱり○○ちゃんか。(※決してヘンタイ行為ではありませんっ。 汗) 上はいいとして、下は悲しくなる時もあります。タグのサイズ表示。え!? XXXcm超え!? 野球選手か!?(汗)(※これも決してヘンタイ行為ではありません。あくまで持ち主を特定するための調査・・) 力士か!? って思うことはさすがにありませんでしたが、L とか LL とかばかり・・。 嬢の事を真に思いやるなら、お菓子の差し入れは控え目にしましょう。(^-^;) (待機中、食べてばっかりいるから太るんだよ・・) 嫌われるのを覚悟で、「太ったんじゃない!?」 ってイヤミを言う私。(汗) でも、それは嬢たちのためを思ってのこと。(ノД`) 「老けたんじゃない!?」 思わず言いそうになった事もありますが、さすがに言葉を呑み込みましたね。(^-^; (でも、もうちょっと化粧変えれば、カワイク見えるはずなのに・・) さて、かつて風俗店で働いていた時の私の記憶にリンクするのも、やっぱり 『匂い』 です。香水、ボディソープ、消臭スプレーなど、嬢によって様々な匂いを持っています。店内に香る匂いで、(今日は○○ちゃん出勤してるな) と分かります。 街を歩いているとすれ違い様に香る香水の匂い。(あ、○○ちゃんの匂い)と今だにかつての嬢たちの事が蘇ります。嬢の笑顔、しぐさ、会話・・飛び飛びのスナップショットが記憶に蘇ってくる。元気にしているだろうか? そういえば、あの頃の嬢たち、今はもうみんないい歳かも!? (^-^;) 今では偶然のいたずらから、共に過ごす毎日となったジョーカーですが、数年前の当時、他の嬢には一人もいなかった匂いを持っていました。珍しい匂いだな・・香水か? ボディソープか? 当時は分かりませんでしたが、今はそれが香水の匂いだと分かります。 今でもあの頃と変わらないその香り。当時は、ジョーカーが持つそのカリスマに近寄りがたい匂いでしたが、今では愛おしい匂いに変わっています。 彼女: 『香水、前から同じだね。』 私: (ん? お店にいた時のことか?) 「え? なんで知ってたの?」 10年くらい同じ香水を使ってますが、接客業だから私は店に香水つけて出勤したことは一度も無い。どうやら、冬のコートに移り香していた匂いで分かったらしい・・そんなほのかな香りに気付くとは、こいつの嗅覚は犬並みか!? 臭っさい客に不快な思いをする事も多い風俗の仕事。嬢たちが匂いに敏感になるのは必然的なのかもしれませんね・・(´Д`) 私と再会して、覚えのある香水の匂いに、彼女も数年前の当時の事を思い出したようです。やっぱり匂いは人の記憶に深く染みついているものなのですかね? 私: 「ベットに残った香りって、ムラムラするよね。」 彼女: 『変態でしょ!』 バシッ! イテテ・・ (>_<) (更衣室に掛かっていた私のコートをクンクンしていたあんたも立派なヘンタイだと思うが!?) 昔のことを思い出す事が増えてきた時期・・秋は私にとって何かと感傷に浸りやすい季節です。お店で働いていた時の事は、できればあまり思い出したくないのですが・・ でも、コラムを書く度に当時の事を (う~ん・・) と必死に思い出そうとしている矛盾した私。(^-^;) 以上、かなり個人的なただの思い出話でした。。(^▽^;) | |
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