風俗店のお仕事～いつの日か～プロローグ - ロッシュの風俗コラム ｜口コミ風俗情報局

今まで、風俗店員の悪い面を書いた事もちょいちょいありましたが、まさか私が猛獣のように牙を剥くことがあるとは！？ 他人の事言えた立場か！？（笑）

これは、私がこの業界を去る日まであと数ヵ月のカウントダウン・・私が風俗の世界に入って3年近く経っていた頃でしょうか。私もだいぶその業界に染まっていた（心がすさんでいた）のでしょうね。

脱法ハーブやオレオレ詐欺、ボッタックリなど、耐性を持ったゴキブリのように常に進化を続けて世の中を汚染し続けている犯罪の手口。
飲食店や風俗店などにおいても「みかじめ料」という触手を未だ根絶できていないと思いますが、その手口も年々進化して行ってしまっているのでしょうか・・？

これも、氷山の一角、沢山ある手口のホンの一例なのかも知れません？（犯罪の手口に関する具体的な内容は割愛するので、少し不明確な部分については、ご容赦を。）

お店に突然訪れるなり、大声で何やら恐喝じみた事を言ってくる連中。5人程いたか！？待合室に居た客は、みんなビビってお金も受け取らずに慌てふためいて帰っていく始末。

「話聞きますので、入口から離れて頂けますか？お客様が出入りできなくなりますので。」根気強くいろいろ対応を続けても、こちらの要請には全く応じようとしない・・。

警察来ると客の入店は無くなるし、2～3時間かかるあの長い事情聴取・・イヤだ・・。警察呼ばずに懇切丁寧な言葉で穏便に事態を収集しようと努めていましたが、相手は悪意を持った集団。穏便に済むハズがない・・・。

埒が明かないその状況に、私のイライラと怒りが次第に沸騰し始める・・・。
相手のある言葉をキッカケに、遂に私の感情はブチ切れた。（汗）

「あんっ！？ オ○エ何言ってんの？ 小○生のお遣いか？」
「オ○エの脳○そは白○でできてるのかっ？ それとも中身空っぽのハリ○テか！？」
「不退去、業務妨害、恐喝罪、オ○の中で10年、己の愚かさ思い知れ！」
「警察来るまで10分だ。今すぐ家帰ってベットで寝るか？ 留置所の床で寝るか？ テ○エの人生、自分で好きに選べ！」
「おい、そこのガ○！ 風俗はガ○が来る所じゃねーんだよ！家でママの・・・・！！」
「入口に18才未満お断り、って書いてるだろ。オ○エら、字も読めねえお○様か？公園で砂遊びでもしてろ！」

私の悪態はまだまだ続く・・・。上記のx2倍くらいは毒を吐いただろうか！？（汗っ）

その他に「オ○の中で一生、オ○同士ケツのア○ほじくり合・・・！」なんてコトまで言ってしまった私・・言いスギだろっ！？（汗） いやこんな輩には、むしろ言い足りなかったくらいか！？

おそらく、それまで経験した悪質な客によって私の心の中に蓄積していた怒りをまとめて全部、この連中にぶつけてしまった感じ・・ナンテとばっちりな！（ごめんね～）（笑）

反社会的組織と対峙する事も時々あり、いつの間にか場数をこなしていた私。ずいぶん口悪い人間になっていたものです。。（涙）

相手が悪質とはいえ、こんな暴言、一般社会で仕事中に吐いてしまったら、一発でクビでしょう。（笑）まぁ、一般ではこんな事件を経験する事なんて滅多に無いでしょうが。やはりそこは、一般社会とは一線を画した世界なのかもしれません。

あまりに汚い罵声に私の事をヤクザだと思ったのだろうか・・？（汗）勝ち目がないと悟ったのか、精一杯の負け惜しみだけ吐きながら、出て行く連中。

一日で一生分の怒りを全て吐き出してしまった私。人に怒りをぶつけることのなんと虚しいことか・・自分の器の小ささを惨めで恥ずかしく思う・・その日以来、私は人前では全く怒らない人間になっていました。

そして、私が店を去る日へのカウントダウンが始まる。（もう、心が燃え尽きたよ・・）

ただ遊びに行くだけの立場でも、運悪くとんだトラブルに巻き込まれてしまうことがあるかもしれません？ イザという時に慌てふためかない為にも、ほんの少しでいいとは思いますが、非常事態に備える緊張感を忘れずに訪れた方が良いかもしれませんね。お金をタダ払いして逃げ帰るような事にならない為にも。

幸いここは、無法な内戦地帯ではなく、独裁政権でもなく、一応民主主義？（皮肉）の法治国家です。しかも世界一と言っていい程、治安の良い国です。善良な市民なら、おそらく法律が守ってくれるはずでしょう？ 社会的地位まで守ってくれるのかは、私には分かりませんが。

「警察は何もしてくれないからね。（嘆）」「何でそんな軽い罪で済まされるんだよ！（憤慨）」警察や法に対する不満の声・・犯罪の被害者がよく口にする言葉だと思います。

私も同感ですが（汗）、『逮捕』という強力な権力を持った警察、『刑罰』という強力な権力を持った裁判所、人の自由を奪うその行為に、特にじっくり考慮する時間が与えられない現場の警察官が慎重になる気持ちも分からなくはありません。

警察が期待通りに対応してくれない事も多いかも知れませんが、何も悪いことをしていないのでしたら、慌てふためく必要はありません。冷静に堂々としていれば、火の粉を振り払う活路がきっと見えてくるものだと思います。

私は、キレてしまいましたが。（笑）

『悪質な客が無くならない限り、悪質な店も無くならない』（情報局さんへの挑戦状か！？ 笑）

「サービス悪い！」「非常識だろ！」「なんだその対応！？」良心的な客の立場になると、そういう評価になり易い風俗店かも知れませんが、働いている側の気持ちになると、「そんな些細なクレームに構ってられねーよ。こっちは毎日体張って戦ってるんだ！」という思いはどの店にも少なからずあると思います。

ヤクザ、チンピラ、節度あるサラリーマンと思いきや横暴な客。そして恐喝、窃盗、女の子潰しが目的の悪質な客の来店。

風俗店で働いていると、まず相手を疑う事から始まります。（こいつは何しに来たんだ！？）目つき、態度、言葉遣い、服装、墨が入ってないか？ 悪い点を探す作業に入ってしまいます。

相手が悪人であることを前提に考えないと、この仕事、務まりません・・。（涙）
（こっちが悪かったな・・）と思っても、断固妥協しないのが鉄則になってしまいます。悪質な客が多いこの世界、それだけ理不尽なクレームも多いのです。いちいち真摯に対応していたら、貪られていくだけ。客のクレームは、有無を言わさず全部拒否、メンドくさい客はもう二度と来てくれなくていい、そう思ってしまいます。

良心的なお客様にとってはナンテ理不尽なことですかね・・。でも、そうでないとお店の経営は耐えられません。それだけ、悪質な客も多いということです。

そこで働いていると、怒りが抑えきれなくなる毎日。世の中なんでこんなに悪人が多いんだ！？ 悲しく、心がすさんでいきます。

そこはやはり、一般社会とはかけ離れた世界と認識する必要があるかもしれませんね。そこに踏み込むなら、それなりの覚悟は必要なのかも。そこは一般常識では想像できない悪も集まって来る世界。

『郷に入っては郷に従え。』

生きるか死ぬかの紛争地域で、「財布盗まれた」、「殴られた」なんて訴えたところでいったい誰が相手にしてくれるでしょうか？ 「そんなのに構ってるヒマねーよ！」

悪とは無縁の社会で優良に生活している人には理解できないでしょうが、風俗の世界は、やはり一般社会とは一線違えた世界です。良心的な人にとっては普通の感覚で正当に主張しても、風俗店員とのその温度差が縮まることは無いでしょうね。

とは言え、風俗店員の態度の悪さには、私もうんざりであることは確かですが。(ｰｰ;)

客も店も互いに努力しないことには、この悪いスパイラルを止めるのは難しいのかもしれませんね。(´ω`)